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武田塾 御茶ノ水本校

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【古典作品】『徒然草』|「3分でわかる!」シリーズvol.6

「徒然草」をはじめからていねいに

こんにちは。
御茶ノ水本校講師中野です。
今回は「徒然草」についての解説を書いていきたいと思います。

⑴誰にでもでも分かる『徒然草』
作者:吉田兼好
成立時期:鎌倉時代末期
ジャンル:随筆
ー豆知識ー
テーマは「無常観」※この世に常なるものなど無いと言う思想

⑵登場人物は、どんな人?
物語ではないので特別な主人公はいません。吉田兼好が思ったり遭遇した出来事を綴っているものです。

⑶~個人的に面白いと感じたエピソードを紹介~

127段「改めて益なきことは改めぬをよしとするなり」
意訳:改めても利益のないことは改めないほうがいいでしょ

一行完結です。めちゃくちゃファンキーじゃないですか?ぐう正論。これがツイートだとしたら1万RTくらいされてそう。私がオタク趣味をやめたところで誰にも利益がないからやめる必要がないのと一緒ですね!!(違)

189段「今日はその事をなさむと思へど、あらぬ急ぎまづ出で來て紛れ暮し、待つ人は障りありて、頼めぬ人はきたり、頼みたる方のことはたがひて、思ひよらぬ道ばかりはかなひぬ。煩(わづら)はしかりつる事はことなくて、安かるべき事はいと心苦し。日々に過ぎゆくさま、かねて思ひつるに似ず。一年のこともかくの如し。一生の間もまたしかなり。
かねてのあらまし、皆違ひゆくかと思ふに、おのづから違はぬ事もあれば、いよいよものは定めがたし。不定と心得ぬるのみ、誠にて違はず。」

意訳:今日はこれをしよう!と思っても急用が飛び込んできてそっちにつきっきりに
なってしまったり、待ち人は支障があって来ないのにどうでもいい人は来たりする。頼みにしていたことは上手くいかないのに、思いもよらないことはうまくいったりする。厄介な煩わしいことは実際そうでもなくて、容易だと軽んじていたことはめちゃくちゃ難しかったりする。日々過行くありさまというのは、前から予想していたものと似ても似つかわしくないものだ。一年の間でもそうだし、一生の間でも同じだ。
予想がすべて外れるのかと言えばたまに当たったりもするので、ますます物事を決めるのが難しくなる。全ては定まりがなく不確かなものと心得ておくのが真理であり、外れることもないのだ。

これは少し難しく書いてありますが、要は「この世の中絶対ってことはないんだよ」という解釈でいいかと思います。たしかに「絶対難しい!」と思い込んでいた試験ほどあっさりうまくいったり、逆に「こんなの余裕でしょ」と思っていた試験ほど難しくて撃沈した…という経験はありませんか?私はあります。

私はよく口癖で「絶対」という言葉を使ってしまうのですが、たびたび親に「世の中絶対なんてことはないんだよ」と注意されます。吉田兼好が生きたこの時代からその真理はあったのですね。気を付けます…。

⑷一言でまとめると『徒然草』は、吉田兼好によるTwitter。
紹介したものはごく一部です。他にも面白エピソードやライフハック、役に立つか分からない豆知識や恋愛に関するエピソードまで、兼好の思いや考えが綴られています。

⑸さいごに
『徒然草』を簡単にまとめますと、3点重要なポイントがあります。
1.吉田兼好(卜部兼好)が著述
2.日本3大随筆→方丈記・枕草子・徒然草
3.冒頭は「つれづれなるままに」から始まる有名な書き出し
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これまでの「3分でわかる!」シリーズ

【古典作品】vol.1『古事記』
【古典作品】vol.2『大鏡』
【古典作品】vol.3『万葉集』
【古典作品】vol.4『土佐日記』
【古典作品】vol.5『蜻蛉日記』

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