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武田塾 御茶ノ水本校

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【古典作品】『平家物語』|「3分でわかる!」シリーズvol.12

こんにちは。
御茶ノ水本校講師Kです。
今回は「平家物語」についての解説を書いていきたいと思います。

⑴誰でも分かる『平家物語』
作者:未詳信濃前司行長を作者とする説が最有力
成立時期:1240年以前琵琶法師が語り伝えるうちに改訂・増補が繰り返され、成長し       ていった。
ジャンル:軍記物語
※盲目の法師が琵琶を演奏しながら物語を民衆に伝えていったのは有名なエピソードです。

⑵登場人物は、どんな人?
登場人物①平清盛
プロフィール:太政大臣にまで出世し、それまで諸国の受領(実際に任国におもむく諸国の長官)に過ぎなかった平氏一門の権力獲得に貢献した人物。ただその目覚ましい出世が敵を多く生む原因となり、後白河法皇をはじめとして妥当平氏の動きが活発化する。その動きを目の当たりにし、テンパって都をあちこち移動させるドタバタ劇を見せた末、病死するよ。

登場人物②木曾義仲
プロフィール:平氏の都落ちに大いに貢献した人物。平氏を討った後は京都へ入る。ジャイアン的要素を持ち、その無骨な振る舞いや盗賊化する平氏の荒々しさは都の人々に受け入れられない。最終的には源義経によって討たれるよ。

登場人物③源義経
プロフィール:体が小さく力が弱いが、群を抜いた頭脳を持つ策略家。一の谷の戦いの奇襲戦法で一躍注目を浴びる。イケメン説もあるが、評価はまちまち。平氏の資料には「出っ歯な男」と記載されているが。平氏が彼をバカにするためにそう書いたという話である。最後は実の兄に殺されるという悲劇のヒーロー。

⑶あらすじ
この物語は平清盛の死を境に前半と後半に分かれる。

前半:平氏の急激な出世と栄華。この出世が後白河法皇との対立関係を生み、打倒平氏の動きも活発化する。これに慌てた清盛は都をたびたび移すなどという混乱ぶりを見せ、事態の打開に苦慮している中、熱病に冒されて死亡。

後半:木曽仲義の活躍で平氏は都落ち。その木曽仲義も源義経に討たれる。平氏は一の谷の合戦で義経の奇襲戦法を受けて敗退。続く屋島の合戦でも敗北。ついには壇ノ浦で滅亡する。

⑷平家物語のテーマは「諸行無常」「盛者必衰」
⇒ある人物、ある家系が永久に同じ地位にとどまるなどということは決してなく、栄華を  極めたものは必ず衰退の道を歩む、という仏教的無常観を基調としている。

⑸古文常識・歴史的背景(前提)・歴史的影響
和漢混交文。武士の世の力強さが絶妙に表現されている。話題によって文体が使い分けられている点も特徴。
現代の歴史の教科書のように過去の抗争を歴史的な観点から大きくとらえるだけではな く、その現場に居合わせた人々の人物像や感情をもうまく表現しており、このような芸術 性の高さは後の軍記物語に大きく影響を与えたと言える。

⑹さいごに
『平家物語』を簡単にまとめますと、3点重要なポイントがあります。
1.テーマは「諸行無常」と「盛者必衰」
2.和漢混交文で武士の力強さを表現
3.軍記物語としてのちの文学に大きく影響を与えた
おわり

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これまでの「3分でわかる!」シリーズ

【古典作品】vol.1『古事記』
【古典作品】vol.2『大鏡』
【古典作品】vol.3『万葉集』
【古典作品】vol.4『土佐日記』
【古典作品】vol.5『蜻蛉日記』
【古典作品】vol.6『枕草子』
【古典作品】vol.7『竹取物語』
【古典作品】vol.8『住吉物語』
【古典作品】vol.9『和泉式部日記』
【古典作品】vol.10『枕草子』
【古典作品】vol.11『伊勢物語』

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