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【加筆修正版】『大和物語』|「3分でわかる!」シリーズvol.15

こんにちは。

御茶ノ水本校講師高橋です。

今回は「大和物語」についての解説を詳しくしたので是非読んでみてください!

 

模試や入試に出やすいかも!?!?

 

 

誰でもでも分かる『大和物語』

 

作者:未詳(花山天皇、在原滋春など諸説あるそうです。)
成立時期:天暦5(951)年(平安中期)
ジャンル:歌物語

 

ー豆知識ー

 

『伊勢物語』に対して、または唐(中国)に対して大和の国(日本)の物語を集めたものだから『大和物語』と呼ばれたと言われています。

 

登場人物は、どんな人?

 

宇多天皇、藤原兼輔(堤中納言)、小野好古など、多くの実在人物が登場し、主人公を特定していない物語です。

 

ここでも、在原業平を中心に話が展開する『伊勢物語』との違いがあります。

 

ただ、物語の前半は主に宇多天皇周辺の人物に焦点が当てられています。

 

あらすじ

 

 

173段からなる歌物語で、その中に295首の和歌が含まれているのが特徴です。

 

和歌が読まれた時の状況や、その作者のエピソードなどを語り伝える歌語りが集められて記録されたと考えられる内容が多いです。

 

 

前半と後半に分けることができ、前半では宇多天皇周辺の人物を中心とした話であり、後半は民間伝承の説話的な話が数多く含まれています。

 

 

『大和物語』に出てくる有名な伝説

 

先ほど述べたように『大和物語』には有名な伝説が出てきます。

 

 

例えば、養母である老いた伯母を疎ましく思った妻が夫に言いつけて山に伯母を捨てさせたという姨捨山の伝説はとくに有名なエピソードです。

 

他にも、2人の男に求婚され、決め兼ねた摂津国の女が川に浮かぶ水鳥をいた方にしようとしたところ、一人は頭を、もう一人は尾を射てしまって最終に的は女が生田川に身投げをし男たちもその後を追って自害してしまうという生田川伝説など、たくさんの伝説がこの物語に収録されています。

 

古文常識・歴史的背景(前提)・歴史的影響

 

和歌が詠まれた状況と作者について語る歌語りの最も本来的な姿を伝える作品です。

 

登場人物の多くが『後撰和歌集』時代の実在人物であり、当時の貴族たちの生活をはっきりと知ることができます。

 

同じ表現を何度も繰り返し使っており、表現に無駄が多い印象を受けますが、会話でよく使われる係助詞の「なむ」が多用されていることから、実際の歌語りの場を想起させ、口承文芸のを良く表している文章だと言えます。

 

当然ですが、和歌が出てくるので修辞法には気を付けましょう。

 

文学史の観点では同時期に『伊勢物語』が出てくることを一緒に覚えておきましょう。

 

さいごに

 

 

『大和物語』を簡単にまとめますと、3点重要なポイントがあります。

1.たくさんの伝説が収録されている

2.和歌の修辞法に注意

3.同時期に『伊勢物語』

 

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これまでの「3分でわかる!」シリーズ

【古典作品】vol.1『古事記』
【古典作品】vol.2『大鏡』
【古典作品】vol.3『万葉集』
【古典作品】vol.4『土佐日記』
【古典作品】vol.5『蜻蛉日記』
【古典作品】vol.6『枕草子』
【古典作品】vol.7『竹取物語』
【古典作品】vol.8『住吉物語』
【古典作品】vol.9『和泉式部日記』
【古典作品】vol.10『枕草子』
【古典作品】vol.11『伊勢物語』
【古典作品】vol.12『平家物語』
【古典作品】vol.13『十六夜日記』
【古典作品】vol.14『風土記』

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