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【古典作品】『曽根崎心中』|「3分でわかる!」シリーズvol.17

こんにちは。
御茶ノ水本校講師中野です。
今回は「曽根崎心中」についての解説を書いていきたいと思います。

「曽根崎心中」をはじめからていねいに

1)誰でもでも分かる『曽根崎心中』
作者:近松門左衛門
成立時期:1703年(元禄16年)
ジャンル:世話物

2)登場人物は、どんな人?
登場人物① 徳兵衛
プロフィール:醤油屋のイケメン手代(主人から指示を受けた範囲内で営業をする人、
イメージ的には係長)。25歳。

登場人物② お初
プロフィール:天満屋の人気No.1遊女。21歳。

関連する人物 九平次・徳兵衛の叔父

3)あらすじ

<まじめに働くイケメンの徳兵衛は、天満屋の遊女であるお初と彼女のお店で知り合ったのち恋人同士に。いずれはお初との結婚を考えていた徳兵衛だったが、その仕事ぶり等が気に入った徳兵衛の叔父は自身の姪(徳兵衛のいとこ)との結婚を企てる。
お初と結婚するつもりの徳兵衛はもちろんその縁談の話を断るが、叔父は徳兵衛の継母に結納金を渡すなどして、外堀から埋めるように縁談を半ば強引に進めていく。

叔父の縁談を頑なに拒んだら「だったら結納金返せ。あと仕事もクビ。ていうか大阪から出てけ。」と謎の勘当。やっとのことで継母に渡された結納金を取り返し、叔父のもとへ返そうとする徳兵衛だったが、そこに親友の九平次が「どうしても金が必要なんだ!一生のお願い!!」と徳兵衛に借金を頼みに来た。親友の頼みならば…と3日を期限に貸したが、お金は返ってこなかった。そこで九平次に催促すると「借りた覚えはない。貸してもいない金を取ろうとするなんて詐欺だ!!」と謎の逆ギレをされる。徳兵衛も負けじと応戦するが、九平次に「証拠がない!こいつは詐欺師だーー!」とわめかれ、公衆の面前で袋叩きにされた(ひどすぎるでしょ…)。

のちに、お初の店に現れた九平次は「徳兵衛をだまして金を巻き上げた笑」と得意げに話す。その話を隠れて聞いていた徳兵衛は怒りに身を震わせるが、なぜか「自分が無実だと証明するにはもう死ぬしかない」と考える(極端過ぎ)。

徳兵衛の話を聞いたお初は「それなら私も一緒に死ぬ!!」と二人で真夜中に露天神へ向かい、心中を図った。>
ここで『未来成仏うたがひなき恋の手本となりにけり』(あの世では一緒になろうね)という結末がついてこの話は終わります。

当時の実際にあった事件を元に書かれたこの話は、何とも言えないリアルな切なさがあります。「あなたが死ぬなら私も死ぬ!」とまで言えちゃう愛情の深さですよね…。かといって本当に心中するのはどうかと思いますが。

4)『曽根崎心中』は、日本版ロミオとジュリエット?
愛しあう二人が社会の不条理に阻まれ心中してしまうという点では似た部分があるように思えます。

5)さいごに
『曽根崎心中』を簡単にまとめますと、3点重要なポイントがあります。
1.近松門左衛門が作者
2.江戸時代前半(元禄文化)
3.人形浄瑠璃・歌舞伎

おわり

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これまでの「3分でわかる!」シリーズ

【古典作品】vol.1『古事記』
【古典作品】vol.2『大鏡』
【古典作品】vol.3『万葉集』
【古典作品】vol.4『土佐日記』
【古典作品】vol.5『蜻蛉日記』
【古典作品】vol.6『枕草子』
【古典作品】vol.7『竹取物語』
【古典作品】vol.8『住吉物語』
【古典作品】vol.9『和泉式部日記』
【古典作品】vol.10『枕草子』
【古典作品】vol.11『伊勢物語』
【古典作品】vol.12『平家物語』
【古典作品】vol.13『十六夜日記』
【古典作品】vol.14『風土記』
【古典作品】vol.15『大和物語』
【古典作品】vol.16『玉勝間』

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