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武田塾 御茶ノ水本校

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【古典作品】『好色一代男』|「3分でわかる!」シリーズvol.25

『好色一代男』をかんたんに、わかりやすく紹介します。

こんにちは。
御茶ノ水本校講師Mです。
今回は「好色一代男」についての解説を書いていきたいと思います。

(1)誰でも分かる『好色一代男』

作者:井原西鶴
成立時期:1682年(江戸時代初期)
ジャンル:浮世草子(の先駆け)

豆知識:当時41歳の井原西鶴の処女作

(2)登場人物は、どんな人?

主人公:世之介(よのすけ)

プロフィール:富豪の町人の家に生まれたボンボン。好色で自由奔放な性格。

(3)あらすじ

大富豪の息子、世之介は7歳で腰元(召使い)に戯れかかって以来、数々の女性と関係を持つようになる。19歳の時、女遊びにうつつをぬかす息子に業を煮やした父によって勘当されるも、諸国を漫遊しながらますます女遊びに熱を上げていく。34歳で父の遺産を手に入れてからはその勢いは留まるところを知らなくなる。最後には、海の彼方にあって女ばかりが暮らしているという女護島(にょごがしま)を目指して、好色丸(よしいろまる)と名付けた船で漕ぎ出し、消息を絶つ。

(4)女好きにもほどがある!?

「女好きにもほどがある!?」と、このように「好色一代男」は、世之介が7歳で色恋に目覚めて60歳で消息を絶つまでの54年間を描いた長編小説です。54年なのは、「源氏物語」が全部で54帖であることにならったといわれてます。「源氏物語」の主人公・光源氏も無類の女好きでしたが、世之介も負けてはおらず、生涯で関係を持った女性はなんとのべ3742人!!

父親に勘当されようがどこふく風で手あたり次第に女遊びを続け、日本全国を漫遊し、最後には「この世の女は全て見た。もう現世に未練はない」と、海の彼方をめざして去っていく。タイトルにあるように「一代」限り、子どもも作らず、家も継がせず、儒教の教えも幕府のイデオロギーも知らん顔、欲望のおもむくまま奔放に遊び続けた一人の男の一代記。

傍から見ると、世之介は欲におぼれたどうしようもないダメ人間のようにも思えます。しかし、自分が好きなことを生涯をかけてトコトン追及し、「現世に未練はない」といえる境地にまで至った人間の生き様は、不思議な魅力を持っています。

その魅力が、江戸時代の一般庶民(主に男性)の心をとらえたようです。

当時、「草双紙」という庶民向けの読み物のジャンルがありました。大名の記録や、笑い話、案内記(今でいうガイドブック)など幅広い分野が含まれており、多くの庶民に読まれていました。

そんな背景の中誕生した「好色一代男」は、その娯楽性の高さから、それまでの作品群からは一線を画していました。そのため、これ以前の作品を「仮名草子」、これ以後の作品を「浮世草子」として区別されることになります。

つまり、「好色一代男」は「仮名草子」という従来のジャンルに終止符をうち、「浮世草子」という新たなジャンルの先駆けになったのです。

(5)さいごに

『好色一代男』を簡単にまとめますと、3点重要なポイントがあります。
1.作者は井原西鶴
2.主人公は女好きで、父の遺産を元手に全国を漫遊し、最後は船出する。
3.「浮世草子」の第一作目

おわり

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