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武田塾 御茶ノ水本校

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【古典作品】『紫式部日記』|「3分でわかる!」シリーズvol.28

「紫式部日記」をはじめからていねいに

こんにちは。
御茶ノ水本校講師高橋です。
今回は「紫式部日記」についての解説を書いていきたいと思います。

⑴誰でもでも分かる『紫式部日記』
作者:紫式部
成立時期:寛弘7(1010)年(平安中期)
ジャンル:日記

 

⑵登場人物は、どんな人?
主な登場人物は作者紫式部中宮彰子藤原道長などですが、宮廷生活の記録なので当然他にもたくさんの人物が登場します。
批評の部分では清少納言、赤染衛門、和泉式部が出てきます。

 

⑶あらすじ
作者の紫式部が一条天皇の中宮彰子に仕えていた寛弘五年の秋から寛弘7年の正月までの宮廷生活の詳細な記録と個人的な思いを述べた部分からなる日記です。
宮廷生活の記録部分では彰子の敦成(あつひら)親王の出産とその祝いの儀式、宮廷行事の様子が描かれています。
個人的な思いを述べているのは日記の後半の「侍り」を多用した消息文(しょうそこぶみ)と呼ばれる部分であり、同時代の宮廷女房に対する批評、自己に対する省察が行われています。

 

⑷誰にでも厳しい紫式部?
作者紫式部は日記内で人物批評を行っており、その内容はかなり厳しめです。
代表的なものに清少納言についての批評がありますが、彼女は清少納言に対して、「得意げで偉そうにしている。利口ぶって漢字をよく使っているものの不十分な点が多い。」といった趣旨のことを書いています。
しかしすべてが他人批判というわけでもなく、称賛もしています。また、宮廷生活になじめない自分のことについても厳しく書いているので、思ったことをはっきりと述べる人だったのかもしれません。

 

⑸古文常識・歴史的背景(前提)・歴史的影響
作者紫式部は皇子誕生前後の人びとの様子を、他の記録よりも、具体的に描写しています。また、華やかな宮廷生活に溶け込めない自分のことを厳しく見つめており、彼女の外界への鋭い観察力と自己の内面に対する深い洞察力がうかがえます。

 

宮廷行事、服装、調度を知ることのできる資料でもあります。
例えば、産養(誕生日のお祝い)や五十日の祝い(誕生五十日目の祝い)といった行事の場面、
宮中での人々の呼称などは知っておくべき古文常識です。
文学史の側面で見ると、同時期に同じく紫式部の書いた「源氏物語」や清少納言の「枕草子」などがありますね。

 

⑹さいごに
『紫式部日記』を簡単にまとめますと、3点重要なポイントがあります。
1.同時期に超有名な作品がある!
2.登場人物がたくさん!
3.古文常識語もたくさん!

おわり

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