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【古典作品】『雨月物語』|「3分でわかる!」シリーズvol.33

「雨月物語」をはじめからていねいに

こんにちは。
御茶ノ水本校講師小松崎です。
今回は「雨月物語」についての解説を書いていきたいと思います。

⑴誰でもでも分かる『雨月物語』
作者:上田秋成
成立時期:1776
ジャンル:読本

⑵登場人物は、どんな人?

登場人物① 西行法師と崇徳院怨霊
プロフィール:西行法師は平安時代末期から鎌倉時代初期にかけての武士・僧侶・歌人で父は左衛門尉・佐藤康清、母は監物・源清経女。のちに西行、大本 房、大宝房、大法房とも称す。

 

崇徳院怨霊は日本の第75代天皇。退位後は新院、讃岐院とも呼ばた。
鳥羽天皇の第一皇子。母は中宮・藤原璋子。

 

登場人物②男

プロフィール:自刃して幽霊になってまで親友との約束を守った男

登場人物③ 女
プロフィール:京都まで出稼ぎに行った夫を幽霊になっても待ち続けた女

登場人物④ 僧侶
プロフィール:夢に鯉となって自由に泳ぎまわった芸術家肌の僧侶

登場人物⑤ 親子
プロフィール:ある親子が高野山で豊臣秀次一行の怨霊に遭遇した

登場人物⑥ 僧侶
プロフィール:稚児への愛執からカニバリズムに耽るようになった僧侶を快庵禅師が解脱に導く

登場人物⑦ 岡左内
プロフィール:安土桃山時代及び江戸初期に活動した武将。

 

⑶あらすじ

 

9話からなる怪談短編小説集です。

 

それぞれの大まかな内容を紹介します。

 

白峯:西行法師と崇徳院怨霊が王道について対話激論する話。

 

菊花の約:自刃して幽霊になってまで親友との約束を守った男の話。

 

浅茅が宿:京都まで出稼ぎに行った夫を幽霊になっても待ち続けた女の話。

 

夢応の鯉魚:夢に鯉となって自由に泳ぎまわった芸術家肌の僧侶の話。

 

仏法僧:ある親子が高野山で豊臣秀次一行の怨霊に遭遇した話。

 

吉備津の釜:失踪した浮気性の夫が嫉妬深い妻の霊に惨殺される話。

 

蛇性の婬:蛇の化身に魅入られた青年が、彼女と対峙するまで成長する話。

 

青頭巾:稚児への愛執からカニバリズムに耽るようになった僧侶を快庵禅師が解脱に導く話。

 

貧福論:武士・岡左内の枕元に「黄金の精霊」が現れて経済原理について対話する話。

 

⑷『雨月物語』は、一部怖い?

「吉備津の釜」という短編で、結婚を控えた男がその結婚について占ってもらうと凶が出た。結果を顧みず結婚するも、結局男は浮気して女を捨ててしまう。そしてある日、男がひょんなことから知り合った女をナンパしようとしたら、その女は捨てた女房の怨霊だった・・・。

⑸文化史的意義

どの話も和漢の作品を典拠とした一種の怪談ですが、心の奥底にある執念を怪異現象を通じて描き出しており、前期読本の代表作となりました。

⑹さいごに

『雨月物語』を簡単にまとめますと、3点重要なポイントがあります。
1.9話から成る
2.時期は江戸時代後期
3.作者は上田秋成

 

おわり

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