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【早稲田大学志望必見!】早稲田大学文学部の古典の傾向と対策【保存版】

こんにちは!

武田塾御茶ノ水本校講師の下田です。

前回の早稲田大学法学部の古文を紹介した記事が好評です!
まだ読まれていない方はぜひコチラから!

 

【早稲田大学志望必見!】早稲田大学法学部の古典の傾向と対策【保存版】

 

さて、今回は早稲田大学文学部の古文について紹介をします。

★早稲田大学文学部の古文の特徴

 

早稲田大学文学部の古文の特徴は、

 

・文法
・内容真偽
・内容説明
・和歌修辞
・空所補充
・欠語補充
・人物指摘
・文学史
・古典常識

 

 

などが出題される点です。

 

★早稲田大学文学部の傾向

 

前回紹介した早稲田大学法学部と異なる点は、文学史や古典常識の問題が出題されている点です。

文学史については古典作品の成立時期についての知識を問う設問が見られました。

また、古典常識については旧暦について問う問題が見られました。これは、早稲田大学をはじめとする明治大学や立教大学の入試問題でも出題されています。

古文常識、文学史の知識は、古文を読解するうえでの手がかりにもなってきます。

過去5年分の出題の出典

 

出題年度 作品名 作者 成立年代
2016 「平中物語」 不明 平安中期
2015 「実家集」
「俊頼髄脳」
藤原実家
源俊頼
平安後期
2014 「夜の寝覚」 不明 平安後期
2013 「とはずがたり」 後深草院二条 平安後期
2012 「落窪物語」 不明 平安後期

 

となっています。ほぼすべてが平安時代からの出題になっており、今後も平安時代の作品から出題される可能性が高いように感じます。

2017年度の出題は、「大鏡」です。これもまた平安時代の作品ですので、今年早稲田大学の文学部を受験しようと考えている人は、直前期に平安時代の古典作品を押さえておくとよいかもしれません。

「大鏡」については、こちらを参照してください!

 

【古典作品】『大鏡』|「3分でわかる!」シリーズvol.2

各年度の内容

2016年度「平中物語」

 

2016年度は平中物語からの出題でした。
平中物語は平安時代中期の歌物語です。タイトルにもなっている平中とは平貞文のことであり、別名「貞文日記」とも呼ばれています。内容は恋愛説話38段から構成されていす。

問題文では平中とある女の話が描かれています。ある日、市場へやってきた平中は車の簾越しに見た女に一目ぼれしてをしてしまいます。
その後、紆余曲折ありその女のもとに通うことになります。
(この時代では男性が女性のもとに通う”通い婚”が主流でした。)

しかし、二日目の夜から、上司の出張の付き添いに行ってしまったため姿をみせなくなってしまいます。これによって女は頼りに出来ない男と関係を持ってしまったと後悔し、遂には髪をそり落としてしまうというお話です。(つまり出家したということですね。)

物語中には男と女が互いに詠みあった歌が挿入されています。この読解が解答の鍵になっています。

 

2015年度「実家集」・「俊頼髄脳」

 

2015年度の出題は「実家集」と「俊頼髄脳」の二つの作品からの出題でした。
一つ目の作品「実家集」は平安末期から鎌倉時代前期にかけて活躍した歌人の一人、藤原実家で和琴の名人としても知られています。出題場面では、二つの場面に分かれます。

一つ目は、当時著名な女房歌人であった兵衛殿の歌集を見たい作者が、それを見ようと兵衛殿に返事をしたが、かなりの日数がたってしまってその歌集を貰いに人を送った場面。

二つ目は藤原伊行という能書家が娘の建礼門院に和歌の書法である「夜の鶴」を与えて亡くなったことを大宮の加賀(太皇太后多子に仕えた歌人)が語っていたのを作者が聞いて、それを探して見ているうち日数が経ってしまった場面で、それぞれ和歌とその返しが出題されているという感じです。

またこの年出題された和歌には沓冠という折句が含まれていて、その用法を知らないと和歌の内容が理解できなくなるので厄介です。

二つ目の作品「俊頼髄脳」の範囲の部分は仁和天皇が和歌の中にあはせ薫き物少し(練り香を少しください)という内容を、沓冠を用いて和歌を作り、後宮の方々に差し上げたが、誰もその内容を理解することができずにいたところ、広幡の御息所のみがその内容を理解して練り香を差し上げたという内容です。

2014年度「夜の寝覚」

 

2014年は、「夜の寝覚」という恋物語からの出題です。
夜の寝覚は大まかに全四章から構成されています。

第1章 主人公の寝覚の上と中納言(のちの大納言、内大臣)が出会う場面。
中納言のこども身ごもるが、中納言の妻で寝覚の上の姉でもある大君にばれてしまい結婚生活は破綻する。

第2章 寝覚の上は心ならずも老関白と結婚するが、老関白のやさしさに寝覚の上も次第に心を許していく。
失意に暮れる中納言は帝の妹女一宮に心を寄せ結婚する。やがて老関白も死去、寝覚の上は未亡人となる。

第3章 入内した老関白の長女、内侍督に付き添って宮中に入った寝覚の上に、帝は心をひかれ大皇の宮がそれに協力する。
そこで、寝覚の上がひとりでいるところに帝が入り込み強引に思いを遂げようとするという思わぬ出来事が起こる。
その事件を解決した内大臣と寝覚の上は再度惹かれ合う。それをよく思わなかったのが、内大臣の妻である一宮であった。一宮はあらぬ噂を立てて、寝覚の上をくるしめ、そのことに耐えきれない寝覚の上は出家しようとする。

第4章 寝覚の上は内大臣の強い説得を受け、ようやく彼女は出家を諦める。そして、寝覚の上が次男を産んだところで終了する。

 

問題文の範囲は寝覚の上を実際に見て、その美しさに魅了されて、寝覚の上の父に無理やり頼んで自分のものとに来させなかったことを後悔している場面。帝が寝覚の上を襲う前の場面です。

2013年度「とはずがたり」後深草院二条

 

2013年度は平安時代後期以降に成立した短編物語集「とはずがたり」です。

十編の短編物語集と一編の断章からなる全十一編担っています。問題文はその一節、「はいずみ」で前半、後半に分かれます。

前半部は「二人妻説話」と呼ばれる、元の妻がいるにもかかわらず新しい妻をもうけるが、やがて元妻の優しさや奥ゆかしい心の持ち主であることに気づき、最後は元妻を大切にする、という話型を使っています。

それらの話の多くは元妻の読んだ和歌に男が感動し、妻の心根に気づかされるという話型です。

一方、後半部は男が訪問した際に、新妻が顔を「掃墨」で真っ黒に塗ってしまうという騒動が描かれており「平中物語」で平中が妻にウソ泣きをして愛情を見せようとしたが、妻が水と墨を差し替えたため平中の顔が真っ黒になってしまった話を応用したつくりとなっており、墨で塗られた新妻の顔に驚いた男は新しい妻のもとから去っていく物語です。

【古典作品】『とはずがたり』|「3分でわかる!」シリーズvol.19

2012年度「落窪物語」

 

2012年度は有名な物語集「落窪物語」からの出題です。
「落窪物語」は落窪の姫君が継母である北の方にいじめを受け悲痛な生活を送っているところに、右近の少将道頼と出会い二人は恋に落ちる。
それをしった継母が二人を引き離そうとするが、最後には二人は結ばれハッピーエンド。その後右近の少将は北の方に復讐を果たし北の方に謝罪をさせて物語は終了となります。

問題文では、落窪物語の序盤に当たる部分です。

落窪の姫君が自らの得意な裁縫や琴を北の方の子供のために利用されます。
そして北の方のいじめに耐え切れず、死にたいなど思うようになります。また親しかった女房を北の方に取られ孤独を味わう場面でもあります。

早稲田大学文学部の古文の対策

 

前述のとおり、早稲田大学文学部の古文の多くは平安時代後期からの出題です。
平安時代後期の作品への対策は必須です。 文学史については古典作品の成立時期についての知識を問う設問もあるのでこの辺りはしっかりと覚えておきたいです。

これに関しては平安時代後期にしぼるのではなく満遍なく覚えておきましょう。

また、古典常識については旧暦について問う問題が見られました。
これは他大学・他学部でも出題されやすいですし、読解するうえで手がかりにもなってきます。これは他大学・他学部でも出題されやすいですし、読解するうえでの手がかりにもなってきます。

 

おわり


 

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早稲田大学|文系学部共通 国語参考書・大学受験対策

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参考書だけで早稲田・文学部で合格点を取る方法

特に、早稲田大学文学部の古文については、

参考書だけで早稲田・文学部ー古文で合格点を取る方法

 

を参照してください!早稲田他学部の同じ古文シリーズも必見です!

 

【早稲田大学志望必見!】早稲田大学法学部の古典の傾向と対策【保存版】
【早稲田大学志望必見!】早稲田大学人間科学部の古典の傾向と対策【保存版】

 

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以上、武田塾御茶ノ水本校下田でした!

 

 

 

 

 

 

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